1.今夜かしら明日かしら

作詞:山上路夫
作曲:筒美京平

あなたとまだ このまま 二人でいたい
どこかで花さえ 香っているわ
いつもの道 あなたと 回り道して
知らないところへ ゆきたい私

※あなた あなたの胸に
いつか いつかは抱かれるの
今夜かしら 明日かしら
今夜かしら 明日かしら
心がさわぐの※

今夜はまだ 家には 帰りたくない
きれいな月さえ 昇ってきたわ
どうしてなの 自分で わからないのよ
心がふるえて ほてっているの

私 私のすべて
あなた あなたのものなのよ
今夜かしら 明日かしら
今夜かしら 明日かしら
心がさわぐの

(※くり返し)


2.雨にぬれた花


3.空港

作詞:山上路夫
作曲:猪俣公章

何も知らずに あなたは言ったわ
たまにはひとりの旅もいいよと
雨の空港 デッキにたたずみ
手をふるあなた 見えなくなるわ
どうぞ帰って あの人のもとへ
私はひとり 去ってゆく

いつも静かに あなたの帰りを
待ってるやさしい 人がいるのよ
雨に煙った ジェットの窓から
涙をこらえ さよなら言うの
どうぞ戻って あの人のもとへ
私は遠い町へゆく

愛は誰にも 負けないけれど
別れることが 二人のためよ
どうぞ帰って あの人のもとへ
私はひとり 去ってゆく


4.はぐれた小鳩

作詞:山上路夫
作曲:猪俣公章

どこにゆけば 逢えるかしら
好きな あなた 探してるの
はぐれた小鳩みたい ふるえているの
あなたを求めて
夜の街を一人ゆけば
灯りが まぶしいわ

惡い人ね 私だけに
つらい想い 残したまま
行方も教えないで あなたは消えた
やさしく抱かれた
あれは みんな 夢になるの
夜風がつめたいわ

眠れないの 夜が来ても
甘く胸に 抱かれないと
はぐれた小鳩みたい
さまようだけよ
あなたを 探して
夜の街を一人ゆけば
淚が こぼれるわ




5.雪化粧

作詞:山上路夫
作曲:猪俣公章

窓をあけたら 外は粉雪
音もなくつもるわ 街の屋根に
好きなあの人 去ったこの街
冷たく長い 冬が来た
私はひとり 何を頼って
暮らせばいいの さびしい街で

愛の手紙を 燃やす暖炉の
炎が涙に ゆれているわ
コートはおって 外に出るのよ
あなたの愛が のこる街
私は何を さがしにゆくの
足あと雪に のこしてひとり

遠い家並み 街の通りも
きれいに白い雪化粧
私に春は 来るのでしょうか
愛した人が 見えない街で


6.遠くから愛をこめて


7.女の生きがい

作詞:山上路夫
作曲:平尾昌晃

あなたを今夜も待って お酒を買った
さみしく時計だけが 時をきざむわ
お料理も さめてしまったけれど
私はいつまでも 待っているの
あなたのために つくすことだけ
それが私の 生きがいなのよ

いけない噂も聞いた それでもいいの
信じることが 愛と想っているの
このままで もしも棄てられたらば
生きている甲斐がない 私なのよ
あなたのお世話 させてほしいの
それが私の 生きがいなのよ

あなたに心も捧げ この身もあげた
あとには何もないわ 待つことだけよ
靴音も たえてしまったけれど
泣かずに夜明けまで 待っているの
あなたのために つくすことだけ
それが私の 生きがいなのよ


8.夜霧

作詞:莊奴
作曲:因幡晃

這夜霧茫茫 不知你在何方
你的聲音 你的模樣 叫我難忘
我相信你的話 我倆愛情永不變
地久天長 不料 不料想
你留下寂寞 你留下惆悵
就像這夜霧茫茫 誰知道你在何方

這夜霧茫茫 不見月光星光
你的溫柔 你的善良 叫我難忘
我相信你的話 我倆愛情永不變
地久天長 不料 不料想
你留下寂寞 你留下惆悵
就像這夜霧茫茫 誰知道你在何方


9.夜の乗客

作詞:山上路夫
作曲:井上忠夫

どこへゆくかと 人に聞かれた
答えに困った 私なのよ
恋と別れて 夜の汽車で
あてのない旅に 出た私
涙抱いた 女がひとり
暮らせる街を
教えて 教えて下さい

涙出そうで 窓を見つめる
灯りが目の前 過ぎるだけよ
好きなあの人 こんな別れを
知らずにきっと 眠っている
私のことは どうか忘れて
あなたの道を
歩いて 歩いて下さい

誰も行く先 知っているのに
あてのない旅は 私だけ
涙抱いた 女がひとり
暮らせる街を
教えて 教えて下さい


10.暗くなるまで

作詞:山上路夫
作曲:井上忠夫
編曲:森岡賢一郎

誰かを待ってる ふりをして
通りを見ている 街のお店
あなたは来ない もう二人
さよなら云って しまったの
たそがれが また街に
灯りをともすけど
暗くなるまで帰れない 淚がにじむから

恋人同志の 二人づれ
たがいの肩を 抱いてゆくわ
二人もちょうど そうだった
夢見るように 愛したわ
悲しみが こみあげて
さめざめ泣きたいわ
暗くなるまで帰れない 淚がにじむから

想い出のこのお店
私はただひとり
暗くなるまで帰れない 淚がにじむから




11.アカシアの夢

作詞:山上路夫
作曲:井上忠夫

アカシアの並木道 二人歩いたわ
それも夢なの 夢なのみんな
あなたはいない
ここで暮らしてほしいといつも
口に出せずに想っていたの
そんな願いをあなたは知らず
遠い街へと帰っていった
ああ 北風が冷たい街に 私はひとり


12.満ち潮

作詞:山上路夫
作曲:猪俣公章

夜の砂浜 はだしになって
どこへひとりで 歩いてゆくの
あなたひどい人ね こんなに私を
さみしい女に してしまったの
寄せる満ち潮に この身まかせて
このまま流れ去って しまいたい

月の光が波間を照らす
甘く抱かれたあの日も夢ね
今もうらめないわ 冷たくされても
恋しいあの胸 忘れられない
寄せる満ち潮が 素足洗うわ
このまま流れ去って しまいたい

あなた波にぬれてこんなに冷たい
疲れて私は もう倒れそう
寄せる満ち潮に この身まかせて
このまま流れ去って しまいたい




13.夜のフェリーボート

作詞:山上路夫
作曲:井上忠夫

明日の朝は遠い南の街へ
私乗せた船は 着くでしょう
そこで私は 少しだけ暮らす
忘れた笑顔を とり戻せるまで
さよならあなた 愛していました
夜のフェリーボートは 今出てゆきます

港灯り遠くなってゆくわ
愛し合った 街も消えるわ
波に捨てましょう お別れの手紙
未練な言葉は 心にしまって
さよならあなた 愛していました
夜のフェリーボートは 今出てゆきます

さよならあなた 愛していました
夜のフェリーボートは 今出てゆきます


14.赤坂たそがれ

作詞:山上路夫
作曲:井上忠夫
編曲:小谷充

このか雨降りあまつ
傘をかたむけて
何處へこねからゆくの
ひとついどおり
ここらあたりの
おみせにいると
うわさたよりに
たずれてきた

あの人忘なたわ
なくてあかりがまくしい
たそがれにつつまれた
赤坂かの町

さよならも言はないて
一人きえたひと
せめてその理由どか
きかせて欲しい
あまくだかれた
あの日の子供
皆んな忘すれて
しまえとゆの

うらんでもだめなの
私あなたが恋しい
たそがれにないている
赤坂かの町

探しつかれて
てらすのいすに
一人私はもたれているの

あの人見あえない
私今また苦恋
たそがれ ませずないは
赤坂かの町




15.ふるさとはどこですか

作詞:中山大三郎
作曲:うすいよしのり

ふるさとはどこですかと あなたはきいた
この町の生まれですよと 私は答えた
ああ そして あなたがいつの日か
あなたのふるさとへ
つれて行ってくれる日を 夢みたの
生まれたてのこの愛の
ゆくえを祈ったの

ふるさとはどこですかと 私はきいた
南の海の町と あなたは答えた
ああ そして 幼い日のことを
瞳をかがやかせ
歌うように夢のように 話したわ
ふたりして行かないかと
私にはきこえたの

ああ だけど 今では思い出ね
あなたはふるさとへ
ただひとりただひとり 帰るのね
ふるさとはそんなにも
あたたかいものなのね


16.あなたに帰りたい

もうあなたとは逢いたくないの
心いつわる言葉がつらい
ひとりくらいなら暮らせるでしょう
どんな町でもどんな部屋でも
そんなつもりで旅に出たけど
やっばりあなたが恋しい
北の海辺をさまよいながら
すぐにも帰りたい

もうおしまいねすべてが終り
胸の谷間に風吹くばかり
渇きすぎたのよふたりの愛は
二度とときめくことはないでしょう

そんなつもりで別れたけれど
やっばりひとりじゃ淋しい
白いホテルのシインの部屋で
涙をふいてます
そんなつもりで別れたけれど
やっばりあなたと生きたい
どうぞ私を許してほしい
あなたに帰りたい
そんなつもりで別れたけれど
やっばりあなたと生きたい
どうぞ私を許してほしい
あなたに帰りたい




17.あなたと生きる

作詞:千家和也
作曲:猪俣公章

夜汽車を乗り継いで 知らない町に来た
なみだの跡のある あなたの手紙見て
何も云わないわ そばでそばで眠りたい
小さな命を あなたと生きる

いけない人だから 愛しちゃならないと
みんなは止めたけれど 私にはいい人よ
愛はどちらかが いつもいつも傷ついて
初めて知るのね あなたと生きる

ひとりになってから 毎日泣いていた
窓辺に咲く花の 匂いも忘れて
空の浮雲の 白い白いまぶしさを
心に抱きしめ あなたと生きる


18.海辺のホテル


19.東京夜景

作詞:阿久悠
作曲:井上忠夫

ピアニストが 甘い歌を弾いているわ
人の気も まるで知らぬふりをしているわ
飲んだくれて 悪いジョーク とばしてるわ
何もかも同じ景色だわ

ただの 別れだったじゃないの
沈んだ顔見せて 駄目じゃない そうよ

男には女の 女には男の
まごころがいるけど
あいつじゃないわ
あいつではないわ

レインコート 壁に掛けたままで行った
ブーツまで 隅の方に おいたままでいる
置き忘れは そんなものが二つ三つ
心だけ持って行ったのね

ただの 別れだったじゃないの
何でもない よくあることじゃない そうよ

男には女が 女には男が
寄りそっているのが
幸せだけど
あいつではないわ

男には女が 女には男が
寄りそっているのが
幸せだけど
あいつではないわ


20.手紙

この手紙をあなたが読む頃は
私は夜汽車にゆられています
もうここへは戻って来ないでしょう
そうするつもりで出て行くのです
小雨が降って 心がにぶります
晴れてくれたら どんなにいいでしょう
おかえりなさい おつかれでしょう
またお酒を飲んでいますか

短いけれど しあわせありがとう
私は今でもそう思います
これ以上は悲しくなるだけと
毎日毎日考えました
いつものような夜更けになりました
やがてあなたが戻ってくるでしょう
おかえりなさい おつかれでしょう
もうむかえはできないのです

いつものような夜更けになりました
やがてあなたが戻ってくるでしょう
おかえりなさい おつかれでしょう
もうむかえはできないのです




21.ニイ(あなた)

作詞:山上路夫
採譜:信楽順三

你 你 ぁなたを殘し
你 你 見知らぬ國へ
你 你 ひとりだけで來た私
古ぃ教會 ぉしゃれな店 河のほとり 步ぃてみた
何ぃ見ても ぁなたのこと しのんでぃる 私なのょ
你 你 忘れたくて來たの
你 你 熱くつのる想ぃ
你 你 ぁなたの胸に歸りたぃ

ぁなたなしで 生きられなぃ 女なのょ 私なのょ
苦しくても 愛してゅく 淚の中 街かぅるむ
你 你 忘れたくて來たの
你 你 熱くつのる想ぃ
你 你 ぁなたの胸に歸りたぃ


22.まごころ

女心をあなた わかって欲しい
あてなく待つのは 苦しすぎます
そっと 名前呼べば
涙があふれる
あなたあの夜を 信じていいのね

夢をみるのはいつも あなたのことよ
二人で暮らせる その日ばかりよ
あなたなしで 私
生きては行けない
恋が終わる時 いのちも捨てます

二度とこれから私 泣いたりしない
あなたを信じて ひとり待ちます
恋に いのち賭けた
女のまごころ
そうよひたすらに あなたと生きるの

そうよひたすらに あなたと生きるの




23.ジェルソミーナの歩いた道

作詞:門谷憲二
作曲:丹羽応樹

振り向かないで ドアをしめていって
あなたの冷めた愛を いたわりにかえないで
許してあげる 心変わりなんか
あなたの好きな人を ひたすらに愛してあげて
どれだけ愛したか それだけがすべてだから
私は大丈夫 こんなに元気よ

ジェルソミーナの 歩きつづけた
涙とそよ風の道を 私も今 歩き始める
両手を広げて

確かなものは 何もないにしても
寄りそい合える人に
あぁ もう一度 逢えたなら
どれほど 愛せるか
それだけが すべてだから
女に生まれたら 女に生きたい

ジェルソミーナの 歩きつづけた
涙とそよ風の道を 私も今 歩き始める
両手を広げて

ジェルソミーナの 歩きつづけた
涙とそよ風の道を 私も今 歩き始める
両手を広げて


24.西海岸から

西海岸の ホテルの部屋で
この絵葉書を 書いてます
日暮れの色も 小舟の音も
そちらの頃と 違います
ふたりの愛を 過去形で
語れる女に なりました
あなたを夢に 見ることも
次第に少なく なりました
※さよならは 書きません
ありがとうにします
あなたなら 分かってくれますね

今から下の 小さなバーヘ
お酒を飲みに 出かけます
身振りをまじえ 知らない人の
仲間に入れて もらいます
ふたりの愛を 過去形で
語れる女に なりました
あなたのために 幸せを
はるかなこの地で 祈ります
※2回くりかえし




25.ふたたびの

作詞:来生えつこ
作曲:TAI

ネオンの溶け合う裏道で 偶然にあなた
三年ぶりだわあの日から 恨みもしたわ

うろたえた素振りには 昔の名残り
目くばせで読めたのよ あなたの心

ふたたびの 夢はどうかしら
ふたたびの 愛はあるかしら
くみ交わすお酒少しずつ
想い出ほぐしてくれそう

照れた瞳 頬の感じ
変わらないあなたがいる 負けそう恋心

少しやせたねと言うあなた うなずいた私
ずるいじゃないのと言う私 うなずくあなた

グラス越し遠い日の ときめき映り
半分は許してる 女の弱さ

ふたたびの 夢はどうかしら
ふたたびの 愛はあるかしら
てのひら重ねた瞬間に
抑えた想いこみ上げる
涙よりも 笑い顔で
こたえたい私だけど 負けそう恋心

ふたたびの 夢はどうかしら
ふたたびの 愛はあるかしら
てのひら重ねた瞬間に
抑えた想いこみ上げる
涙よりも 笑い顔で
こたえたい私だけど 負けそう恋心


26.旅人

作詞:羽岡仁
作曲:三木たかし

もしも何処か遠くの街で
噂聞いてくれたら
すぐに便り とどけてあなた
私待つわ一人で
側にいれば
それだけで他に 何も欲しくない
一途なこの想い 分って下さい
あなたの愛だけを
追いかけて行く 私は旅人

二人だけの想い出ばかり
今は寒いこの部屋
ドアの外に足音聞けば
胸が弾む私よ
たとえどんな 悪口云われても
耐えて生きるわ
一途なこの想い 信じて下さい
あなたに逢えるなら
何処へでも行く 私は旅人

窓の外の冷たい雨が
今日も胸に降り込む
こんな月日指折り数え
待てというのでしょうか
涙こらえいつか
逢える日を 暖めています
一途なこの想い かなえて下さい
あなたに生命まで
捧げても行く 私は旅人


27.つぐない

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

窓に西陽があたる部屋は
いつもあなたの 匂いがするわ
ひとり暮らせば 想い出すから
壁の傷も 残したまま おいてゆくわ

愛をつぐなえば 別れになるけど
こんな女でも 忘れないでね
優しすぎたの あなた
子供みたいな あなた
あすは他人同志になるけれど

心残りは あなたのこと
少し煙草も ひかえめにして
過去に縛られ 暮らすことより
わたしよりも可愛い人 探すことよ

愛をつぐなえば 重荷になるから
この町を離れ 暮らしてみるわ
お酒のむのも ひとり
夢を見るのも ひとり
あすは他人同志になるけれど

愛をつぐなえば 別れになるけど
こんな女でも 忘れないでね
優しすぎたの あなた
子供みたいな あなた
あすは他人同志になるけれど


28.笑って乾杯

作詞:山口あかり
作曲:川口真

笑顔にかくしてた
涙の跡を あなたはみつめてた
笑って乾杯ね グラスとグラス
冷たい残り火を かきたてた

女の幸せって小さなことね
この手をのばせば
いつでもあなたが傍(そば)にいた
窓辺に雪がふり
あなたの汽車がでる
わかれの夜よ

誰かを待つことに
いつしか慣れた 女はどうするの
乾いた唇に やさしくしみる
あなたのぬくもりを 探すでしょう

女の幸せって小さなことね
扉の向こうに
いつでもあなたがやって来た
窓辺に風が舞い
あなたの汽車がでる
わかれの夜よ

女の幸せって小さなことね
命の果てまで
あなたと一緒の夢をみた
窓辺に灯はうるみ
あなたの汽車がでる
わかれの夜よ


29.愛人

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

あなたが好きだから それでいいのよ
たとえ一緒に 街を 歩けなくても
この部屋にいつも 帰ってくれたら
わたしは待つ身の 女でいいの

尽くして 泣きぬれて そして愛されて
時がふたりを 離さぬように
見つめて 寄りそって そして抱きしめて
このまま あなたの胸で暮らしたい

めぐり逢い少しだけ 遅いだけなの
何も言わずいてね わかっているわ
心だけせめて 残してくれたら
わたしは見送る 女でいいの

尽くして 泣きぬれて そして愛されて
明日がふたりを こわさぬように
離れて 恋しくて そして会いたくて
このまま あなたの胸で眠りたい

尽くして 泣きぬれて そして愛されて
明日がふたりを こわさぬように
離れて 恋しくて そして会いたくて
このまま あなたの胸で暮らしたい


30.雨に濡れて

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

冷たい雨に濡れながら さまよう仔犬みたいに
わたしは捨てられたのね 理由(わけ)も話さず
行きかう人は急ぎ足 家路をたどるけれども
わたしは雨の街角たたずむ
あの日のようにあなたもう一度だけ
わたしの唇をふさいでほしい
そして嘘だとわたしのこの身体(からだ)
息も出来ないぐらい抱いてよ
冷たい雨に傘の花 咲かせてくれた人さえ
今では探せはしないこの街

冷たい雨は降り続く 涙がかれるときまで
わたしのこの悲しみを 知るように
あの日のようにあなたはもう一度だけ
わたしの耳もとで名前を呼んで
そして嘘だとわたしのこの髪に
そっと指をうずめて抱いてよ
冷たい雨に傘の花 咲かせてくれた人さえ
今では探せはしないこの街


31.時の流れに身をまかせ

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

もしも あなたと逢えずにいたら
わたしは何を してたでしょうか

平凡だけど 誰かを愛し
普通の暮らし してたでしょうか

時の流れに 身をまかせ
あなたの色に 染められ
一度の人生それさえ 捨てることもかまわない

だから お願い そばに置いてね
いまは あなたしか 愛せない

もしも あなたに嫌われたなら
明日という日 失くしてしまうわ

約束なんか いらないけれど
想い出だけじゃ 生きてゆけない

時の流れに 身をまかせ
あなたの胸に より添い
綺麗になれたそれだけで いのちさえもいらないわ

だから お願い そばに置いてね
いまは あなたしか 見えないの

時の流れに 身をまかせ
あなたの色に 染められ
一度の人生それさえ 捨てることもかまわない

だから お願い そばに置いてね
いまは あなたしか 愛せない


32.黄昏

作詞:荒木とよひさ
作曲:川口真

黄昏には 別れの涙が似合う
過去を乗せた バスを見送れば
家路を急ぐ 人ごみにまぎれ
悲しみの捨て場所を 探して歩くけれど

私には帰る あなたの胸がない
想い出がゆれる あの部屋だけね
私の心は ただ迷子の様に
ひとり街をさまよう あてもなく

惜別には 古びたピアノが似合う
水で割ったお酒 飲みほせば
またひとつだけ 悲しみをならべ
止まり木にため息を 落してしまうけれど

私には話す あなたの肩がない
指先でゆらす このグラスだけ
私の心は ただ無口なままで
ひとり夜更けさまよう あてもなく

私には帰る あなたの胸がない
想い出がゆれる あの部屋だけね
私の心は ただ迷子の様に
ひとり街をさまよう あてもなく


33.春を待つ花

作詞:中山大三郎
作曲:中山大三郎

あなたのために 春待つ花を
おぼえていますか あの日のままに
去年も咲いて 今年も咲いた
花びらは少しずつ 色を増します
涙を知りました 心の痛みも知りました
鏡の前で 化粧して
だれのためと泣いてます 泣いてます
忘れないでね 迎えに来てね

便りもとだえ 噂もとだえ
約束ひとつが ふるえています
信じてみても 私は女
あれこれと思うたび 夜がつらくて
涙も知りました 愛する悲しさ知りました
それよりひとり 待つことの
苦しみだけを知りました 知りました
忘れないでね 迎えに来てね

涙も知りました 今では二十歳をすぎました
小窓をあけて ぼんやりと
過ごす時が続きます 続きます
忘れないでね 迎えに来てね




34.香港之夜

作詞:林煌坤
作曲:井上忠夫

夜幕低垂紅燈綠燈 霓紅多耀眼
那鐘樓輕輕迴響 迎接好夜晚
避風塘多風光 點點漁火叫人陶醉
在那美麗夜晚 那相愛人兒伴成雙
他人拍拖手拉手情話說不完
卿卿我我情意綿綿 寫下一首愛的詩篇
hong kong hong kong 和你在一起
hong kong hong kong
我愛這個美麗晚上 有你在我身旁

香港の夜

作詞:麻生香太郎
作曲:井上忠夫
編曲:小谷充

これが最後の夜だというのに
心ときめく港の灯り
それはあなたがそばにいるから
それはあなたが笑っているから

約束どおり泣かないわ
さよならしましょう 別れは美しい
Hong-Kong Hong-Kong あなたの胸に
Hong-Kong Hong-Kong きらめいていてね
いつまでも

恋の短さ 命の長さ
だけど私は生きていけるわ
それはあなたとめぐり逢えたから
それはあなたの想い出あるから

*約束どおり口ずけて
明日はあの船あなたを運ぶのね
Hong-Kong Hong-Kong あなたの胸に
Hong-Kong Hong-Kong きらめいていてね
いつまでも

Repeat *


雖說這是最後一夜 但是
港口的燈火使心房跳動
那是因為有你在身邊的緣故
那是因為你在微笑的緣故

遵照和你的約定我不哭了呀
讓我們說再見吧 離別是很美的
香港 香港 在你的心裡
香港 香港 閃爍著吧
永遠的

戀愛的短暫 生命的長久
但是我能生活下去的啊
那是因為能和你相逢的緣故
那是因為有你的回憶的緣故

遵照和你的約定吻我吧
明天那隻船將載你而去的嗎
香港 香港 在你的心裡
香港 香港 閃爍著吧
永遠的


35.逢う時はいつも他人

作詞:東海林良
作曲:徳久広司

酒のグラスを カタカタと
あの人これから いい気分
わたしくちびる そっとかむ
ワインのグラス 似合う人
愛したことが そもそも間違いだった
赤い瑪瑙の ブローチを抱きしめ
ふとそう想う
ねえこっち向いてよ 話し聞いてよ
久し振りだもの あなた
抱いてくれても いいじゃない

派手な香水ふりまいて
あの人二度目の バスを浴び
わたしソファーで 酒をつぐ
そろそろ電話 鳴る頃ね
出がけ邪魔しちゃ いさかい又始めるわ
氷うかべた ウインスキーぼにゃり
ながめるわたし
ねえこっち向いてよ 愚痴を聞いてよ
久し振りだもの あなた
今夜このまま いいじゃない
ねえこっち向いてよ 愚痴を聞いてよ
久し振りだもの あなた
今夜このまま いいじゃない




36.スキャンダル

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

あなたの背広の移り香は
きっとどこかの綺麗な人でしょう
三茶 下北 それとも 吉祥寺
子供のように はしゃいでいたのね

スキャンダルなら 男の勲章
迷子にならずに 帰ってきてね
お酒もいいの 噂もいいの
私のことを忘れていないなら

あなたの好みのお相手は
髪を肩まで伸ばした人でしょう
恵比寿 十番 それとも 西麻布
夢人みたいに 時間を忘れて
スキャンダルなら 男のロマンス
夜明けの前には 帰ってきてね
お酒もいいの 噂もいいの
私のことを忘れていないなら

スキャンダルなら 男の勲章
迷子にならずに 帰ってきてね
お酒もいいの 噂もいいの
私のことを忘れていないなら


37.傷心

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

あなたを失くしても きっとひとりで生きれるけれど
もうしばらくは誰かと 逢うことさえつらいの
誰もいない部屋の 鍵をひとりで回しても
あの日の暮しに 戻れはしないふたり

※愛に傷ついても 心だけは変わらない
あなたのぬくもりを憶えてるわ この指さき
哀しみはいつも あとからついてくる
涙と道づれに※

あなたの優しさは いつもどこかで罪をつくるわ
もう電話もかけないで うしろ髪をひかれる
ひとり暮す部屋の 窓のレースのカーテンが
陽に焼けたままで 想い出ゆらしている

愛に傷ついても 心だけはいつの日も
あなたの面影を探している 朝な夕な
哀しみはいつも あとからついてくる
涙と道づれに

(※くり返し)


38.別れの予感

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

泣き出してしまいそう 痛いほど好きだから
どこへも行かないで 息を止めてそばにいて
身体からこの心 取り出してくれるなら
あなたに見せたいの この胸の想いを

教えて悲しくなる その理由
あなたに触れていても
信じること それだけだから
海よりも まだ深く
空よりも まだ青く
あなたを これ以上 愛するなんて
わたしには出来ない

もう少し綺麗なら 心配はしないけど
わたしのことだけを 見つめていて欲しいから
悲しさと引き換えに このいのち出来るなら
わたしの人生に あなたしかいらない

教えて 生きることのすべてを
あなたの言うがままに
ついてくこと それだけだから
海よりも まだ深く
空よりも まだ青く

あなたを これ以上 愛するなんて
わたしには出来ない

あなたを これ以上 愛するなんて
わたしには出来ない


39.恋人たちの神話

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

子供たちがベットで 夢の箱舟に乗るころ
時は悲しみだけを 脱ぎすてて
明日に 着換えるけど
もしも生まれ変わって ちがう人生があるなら
青い空を 自由に泳いでる
鳥になってみるけど
愛されて 傷ついて
死にたくなるほど 泣きぬれても
この世に 私を 授けてくれただけで
涙を連れ添う そんな生き方もある

硝子窓に夜明けの やわらかな陽ざしが差せば
時は小さな未来 用意して
今日に 目覚めるけど
めぐり逢って別れるそれが人の運命ならば
花のように 綺麗なときだけを
過去に残す それだけ
愛されて 傷ついて
死にたくなるほど 泣きぬれても
心と身体は 切り離せないけれど
昨日を見捨てる そんな生き方もある

この世に 私を 授けてくれただけで
涙を連れ添う そんな生き方もある


40.硝子の摩天楼

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

この都会は 硝子の摩天楼
人はみんな 悲しみの迷い子
追憶をあしたに 塗り変えて
生きることの意味さえも 忘れてる

※眠りなさい 子供のように
生れ変わるなんて 出来ないから
眠りなさい 時のベットに
疲れた身体よこたえて※

陽が沈む 心の海の中
人はみんな 幸福の落し子
一秒の過去さえ 置き忘れ
愛することそれさえも 傷つける

眠りなさい 子供のように
何も知らず そっと息だけして
眠りなさい 星の窓辺に
悲しい心 よこたえて

(※くり返し)


41.香港 Hong Kong

星屑を地上に莳いた
この街のどこかに
想い出も悲しみさえも
いまは眠っている
この广い地球の上で
暮らしてる人达
谁もみんな扫るところをもっているはず
あぁ人はまぼろしの梦を追いかけて
生きているだけならば 儚すぎる
何故にわたしは
生まれてきたの
何故に心が淋しがるの

银色の翼をひろげ
まだ知らぬ异国へと
いつの日か旅立つならば
そばに爱する人と
时が过ぎ时代が变わり
若き日をふりむき
心だけが扫るところは
きっとこの街
あぁ人は梦ごとの过去を怀しみ
かえがたい优しさに气付くけれど
何处へわたしはたどり着くの
何处へ心を连れてゆくの

あぁ人はまぼろしの梦を追いかけて
生きているだけならば 儚すぎる
何故にわたしは
生まれてきたの
何故に心が淋しがるの


42.星のしずくに濡れて

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

あなたを見つめて あなたにふれて
星のしずくに濡れ 時間を止めたい
夜空の星座より 遠くの彼方へ
宇宙の果てまでも ついてゆきたい

こんなに愛が悲しい理由(わけ) あなた教えて
涙よりも熱い想い どこからくるの
生まれる前に 約束した そんな気がする
だからいつも離さないで わたしのことだけ

あなたの瞳で あなたの胸で
夢が消えないよう わたしを映して
はかない流れ星 つかんでみるより
ささやく言葉だけ 信じたいから

こんなに愛がふるえる理由(わけ) あなた教えて
あしたよりも 遠い未来 どこかにあるの
あなたとならば死んでもいい そんな気がする
だからいつも離れないで わたしのそばから
だからいつも離さないで わたしのことだけ


43.悲しい自由

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

ひとりにさせて 悲しい自由が
愛の暮らしを 想い出させるから
ひとりにさせて 疲れた心が
いつか元気を とりもどすまで
あなたを近くで愛するよりも
心の宝物にしていたいから

※So-long このままちがう人生を
So-long あなたの背中見送るわ※

ひとりにさせて 淋しい約束
何も言わずに 時のせいにするわ
ひとりにさせて 優しくされたら
きっと昨日に 帰りたくなる
あなたのすべてを愛するよりも
綺麗なお別れ 選びたいから

So-long 涙をいつか微笑に
So-long 想い出だけを置きざりに

(※くり返し)


44.涙の条件

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

帰っておいでここへ 昔のようにここへ
誰かと長い旅をして 行くところ失くしたなら
帰っておいですぐに 上手ないい訳して
何も聞いたりはしない 元気で暮らしてたら

やり直しの出来ない 愛ならば
あなたのこと 忘れていたでしょう
ひとつだけの心の合鍵を あゝ捨てないで
悲しいほど あなたが好きで あしたが見えない

泣かせにおいでここへ あの日のままでここへ
嬉しい涙 おもいきり その胸にぶつけるから
泣かせにおいですぐに 優しい言葉よりも
その手にふれたそれだけで
幸福にまたなれる

やり直しのきかない 人生を
あなたの為 使ってかまわない
生れ変わることより想い出を あゝ捨てないで
悲しいほど あなたが好きで あしたが見えない

やり直しの出来ない 愛ならば
あなたのこと 忘れていたでしょう
ひとつだけの心の合鍵を あゝ捨てないで
悲しいほど あなたが好きで あしたが見えない

悲しいほど あなたが好きで あしたが見えない


45.Yes,愛につつまれ

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

Yes, このまま私は あなたになりたい
その瞳の中に 溶けてしまい
同じ喜びも どんな哀しみも
わかち合えるなら

※あなたの身体になり 感じること出来る
朝の光も 空の青さも
愛につつまれ 輝くから※

Yes, 私のすべてを あなたにあげたい
その腕に抱かれて 息を止めて
時の過ぎるまま 恋をしたままで
ひとつになれたら

あなたの心になり ときめくこと出来る
夜の深さも 夢の不思議も
愛につつまれ 輝くから

(※くり返し)


46.悲しみと踊らせて

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

幕切れの 愛の終りは
悲しみの夢売り人ね あなたは
幸福の脚本なんて
いつの日か こわれると解ってた

心に火をつけて 燃やせば Jealousy(ジェラシー)
あなたの左手に だれが眠るのいまは
綺麗な愛なんて 涙と同じ
しばらくは 想い出と踊らせて

黄昏れに 愛が沈めば
あしたから占い人ね わたしは
涙より寂しいだけの
運のない人生を ひいただけ

だれかに抱かれても わたしはFree
あなたのものじゃない
たとえ好きでも いまは
失くした愛なんて ピアスと同じ
しばらくは 悲しみと 踊らせて

心に火をつけて 燃やせば Jealousy(ジェラシー)
あなたの左手に だれが眠るのいまは
綺麗な愛なんて 涙と同じ
しばらくは 想い出と踊らせて


47.寝物語を聴かせて

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

あなたしか愛せない 誰かと恋をしても
最後はいつも 何かがちがう どんなにいい人だって
悲しみの見がわりに あしたを 選ぶよりも
心の中に あなたがいれば それで いいはずよ
愛されたこと それも夢なら
想い出だけで いいから
あの日のように 優しく抱いて
そして 寝物語を わたしに聴かせて

昨日しか愛せない 涙がかれたいまも
うぬぼれだけど あなたのことは 一番知ってるつもり
悲しみと幸せを 仲良しにできるなら
涙の中の あなたと暮らす それで いいはずよ
生きていること それも夢なら
振り向くだけで いいから
あの日のように 優しく抱いて
そして 寝物語を わたしに聴かせて

あの日のように 優しく抱いて
そして 寝物語を わたしに聴かせて


48.愛の陽差し~アモーレ・ミオ~


49.夢立ちぬ

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

あなたの愛が 悲しくて
この胸 こんなに 痛いから
眠れぬ夜の 恋枕
涙を叱って あげましょうか
夢立ちぬ この世のかた隅で
抱かれる 切なさ いとおしさ
あなたの愛が 悲しくて

あなたの愛の ひとかけら
この胸 こんなに 抱きしめて
月影草(つきかげそう)の 恋唄を
涙に歌って あげましょうか
夢立ちぬ 一夜のせせらぎで
抱かれる 嬉しさ いとおしさ
あなたの愛の ひとかけら

夢立ちぬ この世のかた隅で
抱かれる 切なさ いとおしさ
あなたの愛が 悲しくて
あなたの愛が 悲しくて


50.夕凪

作詞:松井五郎
作曲:川口真

白い波が ささやくように
指先を 濡らしてゆく
涙だけが 拭い上手な
想い出を さまして

遠い海に 心が見える
そっと胸に 手をあてて
夢にしまった いとしい名前
今は 優しく ひびく

一人 ただようなら 夕凪に
恋も 静かに 揺れるから

砂にねむる 貝がらひろい
古い詩 たずねてみる
耳に残る 吐息でさえも
懐かしく なるまで

あてもなく 続く 足跡
迷わないで ふり返る
髪の毛のほつれ なおす間に
きっと 優しく なれる

一人 ただようなら 夕凪に
恋は まぼろし 物語
恋は まぼろし 物語


51.晩秋

作詞:山上路夫
作曲:森岡賢一郎

淡い光に 照らされながら
街に枯葉が 舞っているわ
あなたと別れて これからの季節
女ひとりでは 寂しすぎるわ
熱いコーヒー 飲んでもだめよ
心のすきまに 冷たい風が吹く

誰もそうなの 男の人の
愛を知ったら 弱くなるの
私もそうなの あの人に甘え
生きたあの頃に 帰りたいのよ
熱いコーヒー 冷めてくように
流れた時間は 戻って来ないのね

あなたの香りが 残ってる部屋で
今日も眠れずに ひとり泣くでしょう
道の落葉を ふみしめながら
どこへゆきましょう さみしい秋の街


52.あなたと共に生きてゆく

作詞:坂井泉水
作曲:織田哲郎

陽だまりの中で 手をつないで歩いた
いつもと同じ街並 今日は輝いて見える
最近 涙もろい母には これから
心配かけたくないわ 見守って 優しく

あなたと共に生きてゆく
小さな幸福 抱きしめ
切ない 痛みさえも
分かち合えるから
あなたと共に生きてゆく
今は誰よりも 心強い 愛して 傷つくこと
おびえてた日はもう遠い 静かに時間は流れ

孤独に泣いてた日々 あなたと出会った
女としての幸せ 始めて知ったの私
不安に揺れることも 眠れぬ夜もある
最高のステージにして 人生の記念日

あなたと共に 生きてゆく
小さな夢を抱きしめて 確かな愛 信じて
綺麗になりたい
あなたと共に生きてゆく
今は何も迷わないわ 旅立つ遥かな道
二人なら 乗り越えられる 季節が過ぎ去っても…

二人なら 乗り越えられる 季節が過ぎ去っても…


53.愛し愛されて

作詞:永井龍雲
作曲:永井龍雲

あなたの胸の中で 抱かれて眠りたい
悲しい出来事 あったときは
仕事のこと忘れて そばにいてほしい
そして優しい言葉 かけてほしいの
たまには 恋人時代のように 映画に出かけて
帰りに食事をして すごしましょう
いつもあなたに かわいいやつと 愛されたい
黒髪が 白い雪に染まるまで

あなたの足音を 聞くまで眠れない
電話もくれない そんな時は
体のこと考えて 無理をしないでね
思っているほど もう若くないから
たまには お部屋でふたりきりで お酒でものんで
思い出話をして すごしましょう
いつもあなたを たよれる男性(ひと)と愛していたい
額に 深い波がよせるまで

いつも二人は たがいに愛し愛されて
黒髪が 白い雪に染まるまで


54.冬のひまわり

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

冬に咲かない ひまわりの花
きっと かなわぬ 恋を見すぎていた
くもり空なら グレーのコート
それが私に 似合っているけれど

※もういまは 愛がない
この手のひらの中
陽だまりのかけらさえ 何も残さず
冬のひまわり※

冬に咲かせる 花があるなら
それは 帰らぬ 想い出のかた隅
いつかあなたの そばで住めると
心弾ませ 夢を見てたけど

もうここに 愛がない
あなたの胸の中
ぬくもりのかけらさえ 何も残さず
冬のひまわり

(※くり返し)